使用機材リスト /Equipment
特に警戒心の強い魚たちが相手となる渓流の撮影では、人影は少ない方が良いのは当たり前。
そのためワンオペでの撮影を好みます。
無論、40半ばのおじさんにはしんどいです。
しかしその結果がポジティブな方に転がることは、これまでの経験が物語っています。
気が遠くなりそうなほど高い機材は、数値的には綺麗な映像が撮れます。
しかしオペレーションに、人の数が必要になってきます。
そうすると目の前にいた魚たちはどこかにいき、本末転倒になってしまいます。
「綺麗な映像」と「良い映像」を定義つけることが必要になってきます。
フィールドでは安全を担保することが第一です。
そんな環境では、たとえスマホでも「良い映像」は撮れます。
要はそこに(最小人数で)カメラがあることが何より重要だということです。
”警戒心を掻いくぐる遡行技術”
”魚を見つける目”
”フィッシュブラインドを理解し魚に近づけるアプローチ”"
”予測する経験値”
そして何より、目の前の釣人の次の動きを洞察する
”釣り心”
つまりソフトが重要だと私は考えています。
機械の技術がいくら上がろうと、魚釣りはアナログです。
釣りの映像作りは、AIごときになせる技ではありません。
人間でなければ生み出せない驚くほどに手間のかかる”ハンドクラフト”なのです。
ゆえに”撮る側”が一端の釣り人としての能力を持ち合わせれば、
例えスマートフォンでも見る者の心を揺さぶる映像が撮れるのです。
さまざまなトレードオフの結果、行き着いたのは
"軽いが正義”。
人もモノも溢れている東京に住んでいます。
どうしても必要な機材があれば、最新のモデルを借りれば良い。
どうしても人手が必要な撮影ならば、
気の合う釣りが好きなスタッフに声をかければ良い。
そう割り切っています。
なにはともあれ、フィールドに行かなければ、何も撮れません。
撮影関係
<ハンドヘルドカメラ>
ILME-FX30 / SONY
主にクライアントワークで使用。
フィールドでの取り回しが楽なサイズ感で、
シネマライクなLOG撮影が出来る。素晴らしい時代ですね。
レンズ次第で、さまざまな表現に対応できます。
HC-X2000 / Panasonic
主にクライアントワークで使用。
解説などを流れで撮るには、
テレビ的なパンフォーカスな表現が最適です。
このサイズ感で4K60Pは一昔前から見れば革新
"寄れる"レンズなのもありがたい
<ドローン>
<アクションカムほか>
主にVLOG系映像収録で使用。
GoProからの乗り換えです。
単体で防水プラスDJI MIC2との組み合わせで、ケーブルレス運用できるのは、水辺撮影者としては画期的なシステムです。
筐体が小さいことは生物へのインパクトも小さく、生体撮影にも使用する予定。
主にVLOG系映像収録で使用。
ちょっとした物撮りをはじめ、CUEカット的な”使える1シーン”の拾い集めには、なくてはならない存在。
またDJI MIC 2にケーブルレスで接続できるため、突発的なインタビュー撮りなどにも最適。メインカメラに取り付けて一人2カメ運用は画期的。
<insta360 One X2>
本当はX4に買い替えたいのですが、まだまだ出番はあるので手元に置いています。玉の柄を利用してボートの上などで使用すると、ドローン調の使えるワンカットが撮れます。
<insta360ONE RS(4Kブーストレンズ)>
4Kブーストレンズは優秀ですね。
現在ではOSMO ACTION 5のサブ機に甘んじていますが、釣り撮影中にどこかに置いてインターバルとか、役に立ってます。
<三脚ほか>
TH-X / LIBEC(平和精機工業)
シンポジウムや座りでのトークシーンなど、主にFIXの撮影で使用。
メインカメラであるX2000とFX30で使用するジンバル。
機材収納ケース&バッグ
<Pelican STORM CASE iM2400>
自宅からロケ宿泊先までの移動時に使用。これは正直重い。しかし頑丈さは”自分の手から離れる瞬間”がある飛行機などでの移動では何物にも代え難い。
<Patagonia:ストームフロント・パック>
カメラを手に渓を歩き、海に浸かる現場では、本物以外の選択肢はありません。構造上、中の仕切りを作り上げることは難しい物。ネオプレン素材などの小袋に色々と分けてます。時には、パンもオニギリも機材のクッションです。
befree live カーボンT三脚/ Manfrotto
渓流、ソルトウォーターフライなど、野を歩き回る際の相棒。
パン、チルトなどのワークは正直厳しい。
それでもザックに忍ばせておくと、実景、魚物撮りなどの際に、大いに役に立つ。
<リグ>
SmallRigの治具をベースに自作
編集周り
PC:Apple MacBookPro M1(メモリ32GB/1TB-SSD)
EDIT App:Adobe CC<Pr/Ps/Ai/Ae>